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[ Page 2 of 4 : 領空侵入〜地形追従飛行〜攻撃開始 ]

敵領空に入るとWSOから"FENCE IN"と知らされます。ここからは敵のレーダーに捉えられる可能性が高いので高度を一気に落としレーダー高度で200〜500フィートあたりを飛行するようにします。たとえ洋上であったとしても低空を飛行すれば自機を水平線の陰に隠すことができます。

低空飛行を続けるうちに洋上から陸地へと入って来ました。洋上や砂漠のような平坦な地形であれば低空を水平に飛んでいれば良かったですがイラン領ように山や丘陵が多い地形では起伏に沿って機を上昇させたり下降させたりする必要があります。この操作をパイロットが自ら操縦することでやっても良いのですがパイロットの負担が増える上操縦ミスで地面に衝突する危険性があります。
そこで使われるのがTF(Terrein Fllowing)レーダーです。UFCメインメニューのPB4'TF'を押し'NORM'にすると機は自動的に地形追従飛行を始めます。TF使用すると他のオートパイロットモードは自動的に解除され、機は自動的にピッチングを行うようになります。そのため左右への旋回はパイロットが行い、大きく旋回する場合は1度TF切って行う必要があります。


地形追従飛行中のF15編隊。機のすぐ下に見える影が超低空飛行の証し。

ただしこのTFレーダーによる地形追従飛行も完璧ではなく急激な起伏の変化には対応できません。地形が低くなる場合は問題ありませんが高くなる場合は自動では避けきれず衝突してしまいます。もしTFでは避けきれない状況になるとインジケーターライトの'OBST'と音声で警告されるのですぐにスティックを引いて衝突を避けねばなりません。警告が無い場合でも危険と思われる場合も少し上昇するようにしたほうがよいでしょう。

TFでは避けきれない場合には警告灯が点く。

低空飛行を続けるうちに攻撃ポイントの1つ手前のステアポイントが近づきました。編隊への通信でフォーメーションを"TRAIL"にし、さらに"RADAR ON"を命じます。マスターモードを"A/G"に切り替え兵器の投下準備をします。A/G ARMページでBLU-107のステーションを2つとも選択し、投弾数を12発(全弾)、投下モードをAUTO、投下方法を'RP SGL'に設定します。必要であれば投下間隔も設定します。


A/G ARMページでの設定。

そしてステアポイントに達したら編隊に"ATTACK PRIMARY GROUND TARGET"を命令し攻撃開始となります。目標地点をレーダー走査できる高度まで上昇し、A/GレーダーページのHRMを用いて目標の滑走路を指示します。


HRMで捉えられた敵飛行場の様子。滑走路中央を目標指示する。

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