UFC(Up Front Controls)では主にHUD表示と航法に関する操作を行います。
UFC上部には6つの情報ディスプレイとその周囲に10個のプッシュボタンがありUFCの操作は主にここで行います。プッシュボタン(以下PB)は左上から反時計周りに1〜10の番号がつけられています。
メインメニューでの各プッシュボタンの役割は以下の通りです。
UFC中央のキーパッドと下部のスイッチもクリックすることで機能します。
LAWサブメニュー
LAW(Low Altitude Warning:低高度警告)システムの設定を行います。ギアアップの状態で機の高度(レーダー高度)がここで設定した高度より低くなると警告音を発するようになります。
現在設定されている高度はPB2の横に表示されます。
TACANサブメニュー
TACAN(Tactical Air Navigation:戦術航空航法)に関する設定を行います。
PB1と10の間に現在選択されているTACANチャンネルが表示されます。
PB2の横にはステーションの方向と距離が表示されます。
PB3と8の間には現在選択されているTACANチャンネルのステーションのIDが表示されます。
IFF
IFF(Identification Friend or Foe:敵味方識別)はA/Aレーダーで探知された目標に対して要求信号を送り、目標からの応答信号の有無により敵味方を識別するシステムです。
UFCメインメニューPB3を押すことでIFFのレベルを切り替えます。
'OFF'はIFFを使用しません。
'NORM'は[I]キーを押した時に要求信号を送ります。
'AUTO'は目標をロックした時に自動的に要求信号を送ります。
識別された結果はレーダースクリーン上のシンボルの形で表されます。
HUDオプションサブメニュー
オートパイロットサブメニュー
PB1と10の間には現在設定されているオートパイロットモードが表示されます。
A/P HDG - 機のバンク角が7°以下の状態でオートパイロットを有効にすると現在の機のピッチと方向を維持し続けます。
UFCデータメニュー
PB3の横の'SPD'は現在のステアポイントに指定されている速度、PB8の'ALT'は指定高度です。'PB5の横の'TIME'は現在の時刻です。
HUDに表示するデータを設定します。
ボタンの横に(*)マークが表示されているデータがHUDに表示されます。
自動操縦に関する設定を行います。オートパイロットを有効にするにはキーパッドの'A/P'をクリックするか[A]キーを押します。
また、STR MODEとALT HOLDが両方ともOFFの場合にオートパイロットを有効にすると次にオートパイロットモードになります。
A/P ATT - 機のバンク角が7°以上の状態でオートパイロットを有効にすると現在の機のピッチとバンク角を維持し続けます。
HUDのデータ表示の設定を行います。