ミッション遂行例1
夜間地上部隊攻撃
Mission : Night Ground Troops Hunt

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ここではF-15Eの各機能をどのような場面でどう使いまたどういう戦術を用いるかをミッションの遂行例を通して説明します。

次のミッションはイラクキャンペーン中の典型的なミッションの1つである夜間の地上部隊攻撃ミッションです。このミッションに限らずイラクキャンペーンは最初の訓練を除いてすべて夜間に行われます。また敵航空機の活動が少なく対空兵器が配備されている範囲も重要拠点に限られているためミッション行程のほとんどで脅威が低いのが特徴です。


ブリーフィングの中で特に重要となる事項は目標とフォーメーションと兵装。

このミッションはF-15Ex4機でクウェート国境付近のイラク軍地上部隊の掃討が目的です。ブリーフィング画面の最後には推奨搭載武装が示されているのでこれを参考に武装搭載画面で各機に武装します。必ずしもこの通りに武装する必要はありませんがミッションに適した装備をしないと無事にミッション達成することが出来なくなります。自分が操縦する1番機の装備は特に自分の好みに合わせる方がよいでしょう。


兵器の数が足りなく希望通りの装備が出来ない場合もある。

ブリーフィングではAGM-65Dx6が推奨されていましたが、残念ながらAGM-65Dは全部で9発しかなかったため1番機に3発、2〜4番機に2発ずつの搭載となりました。機外タンクは推奨にはありませんでしたが余裕を持たせるためセンターラインパイロンに1本搭載することにしました。
車両ような小さな目標を捕捉するにはAAQ-14ポッドは非常に大きな手助けとなるため全機に搭載します。この場合幸い数に余裕がありましたがAAQ-14は数が不足になりがちです。LGBを使用しないのであれば無理に全機に搭載しなくてよいかもしれません。実際の湾岸戦争でも開発の遅れもあり十分な数が揃わずAAQ-14を搭載したF-15Eは少なかったそうです。


Joint STARSも近くを飛行する。赤い四角は“ブルズアイ”。

出撃前には作戦マップを見て飛行ルートや目標の位置、給油機などの位置を把握しておきます。
このミッションは移動目標攻撃のため目標の位置というものはありませんが、その代わり重要になるのがマップ上で赤い四角に◎の記号で示された“ブルズアイ”と呼ばれるポイントです。ブルズアイとは作戦地域に1個所設定されるポイントで、作戦中の交信で位置を示す際に頻繁に使われます。この場合市街地にブルズアイが設定されていますが、もし“市街地の西10マイルにいる敵地上部隊を攻撃せよ”という交信を敵に傍受されると敵はその部隊の位置を変えてしまう恐れがあります。しかし“ブルズアイの西10マイルの敵部隊”ならば傍受されても敵にはどの部隊が攻撃されるのか知られることがありません。以前のバージョンではここでブルズアイの位置を記憶しておかねばなりませんでしたがバージョン1.12FではTSDページなどにもブルズアイの位置が表示されるようになりました。

そして準備が整ったら出撃します。

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