GBU-15

GBU-15はテレビ(TV)または赤外線画像(IIR)誘導の滑空爆弾で、AXQ-14データリンクポッドにより遠隔操作をすることも可能です。爆弾に取り付けられた大型フィンにより長距離を滑空するため、SAMが多数配備されているような危険度の高い目標地域に足を踏み入れること無く遥か遠くから攻撃することが出来ます。
CBU-15には自動照準による直接発射モード、手動照準による直接発射モードと間接発射モードの3つの発射モードがあります。

マスターモードをA/Gに切り替えます。[SHIFT]+[5]を押すか、コックピット下中央のインジケーターがA/Gになるまで[M]を繰り返し押します。

MPDのA/G ARMページでGBU-15が搭載されているステーションのプッシュボタン(以下PB)を押して選択します。

自動照準による直接発射モード
HUD上の目標をクリックするかA/Gレーダー目標捕捉ポッドを用いて攻撃目標を指示します。

MPDメインメニューのPB19'WPN'を押しWeaponVideoページを開き、PB6の上にAUTOが表示されていることを確認します。もしMANになっている場合はPB6を押してAUTOに切り替えます。(このゲームではデフォルトでAUTOになっているのでこの操作は省略できます。)

そしてMPD右側に"IN RANGE"と表示されたら兵器発射ボタンを押します。

手動照準による直接発射モード
必要であれば攻撃目標を指示します。


GBU-15に搭載されたカメラからの映像が表示される。

MPDメニューのPB19'WPN'を押しWeaponVideoページを開きます。PB6の上にAUTOが表示されている場合はPB6を押してMANに切り替えます。PB9の上に'DIR'と表示されていない場合はボタンを押して切り替えます。
この画面の中央、十時の交点がミサイルがロックするポイントで、PB10の上のTRKが四角で囲まれている時は現在ロックしていることを示しています。PB10を押すことで目標のロックと解除が出来ます。

この画面で目標を探す場合は目標をロックしていない状態でPB3,8,13,18を押し、左、下、右、上にシーカーの向きを変えます。画面に表示されている小さな四角(■)は現在のシーカーの向きを表しています。PB12'BST'を押すとシーカーの向きを真正面に戻すことが出来ます。文字が見えにくい場合はPB19'LGHT/DRK'で文字の明るさを切り替えることが出来ます。

目標をロックし、射程内(IN RANGE)であればミサイルを発射します。

間接発射モード
間接発射モードを用いるには機にAXQ-14データリンクポッドを搭載する必要があります。このモードを用いれば他の2つのモードよりも遥か遠距離からより正確に爆弾を目標に命中させることが出来ます。
なおVer.1.12F以前のバージョンには手動誘導できない不具合があります。

MPDメニューのPB19'WPN'を押しWeaponVideoページを開きます。PB6の上にAUTOが表示されている場合はPB6を押してMANに切り替えます。さらにPB9を押して発射モードを'IND'に切り替えます。

この状態であればいつでも投弾可能ですが爆弾の滑空距離は投弾時の母機の高度、速度、発射角で変化します。高度、速度が高いほど爆弾の滑空距離も大きくなり、さらに斜め上に"放り投げ"ればより距離が伸びます。滑空距離が足りなければ当然目標に到達する前に着弾してしまいますが、あまりにも滑空距離を大きくしようとすると目標を通り越してしまいます。どのくらいの速度と高度でどれくらい滑空するかはトレーニング等で確かめて自分なりの投弾パターンを決めておくと良いでしょう。

レーダーなどで確認しながら機首を目標に向けて、目標が滑空距離内に入ったと思われたら投弾します。投弾後はレーザー誘導時のように機の向きを大きく変えると誘導出来なくなるということはないので直ちに帰還する方向に機を向けても良いでしょう。


TRANSプロファイル中のMPD表示。左下に目標のSAMサイトが捉えられている。

投弾するとPB6の上に表示されているプロファイルが'NORM'から'TRANS'に切り替わり、MPDには滑空中の爆弾からの映像がリアルタイムで表示されます。

TRANSプロファイル中はPB16,17で滑空中の爆弾の向きを左右に動かすことが出来ます。またPB3,8,13,18でシーカーの向きを変えることができます(爆弾の向きは変わりません)。目標が画面内に捕らえられたら爆弾の向きを目標に合わせ滑空を続けます。シーカー動かして画面中央に目標を合わせてPB10'TRK'を押せばシーカーは目標を捕らえ続けます。

目標を正確にロックできる距離まで近づいたらシーカーをロックさせるポイントを微調整しPB6を押してTERMプロファイルに切り替えます。


最終プロファイル中のMPD表示。爆弾が目標に突入する様子が映し出される。

TERMプロファイルに切り替わると爆弾は自動的に目標に向きを合わせ続けます。PB10'TRK'を解除するとPB3,8,13,18で爆弾を上下左右に動かすことが出来ます。ただしTERM中に目標を再ロックすることはできません。また自動追尾中でも爆弾の向きが目標に合わせられなくなるとロックが自動的に解除されてしまいます。順調に誘導されればMPD上には爆弾が目標に突っ込んで行く様子が映し出されることでしょう。