Laser Guided Bomb
レーザー誘導爆弾

レーザー誘導爆弾(以下LGB)はMk.84等の通常爆弾に誘導キットを取り付けたものです。通常爆弾よりは高価な兵器となりますが命中精度は極めて高く、ベースとなる爆弾の種類を変えることで様々な目標に対応することから現代の航空攻撃の主力兵器となっています。

このゲームではGBU-12(500ポンド)、GBU-16(1000ポンド)、GBU-24(2000ポンド)がLGBです。AGM-123スキッパーもミサイルの名称がついているものの、実体はロケットブースターが付いただけのLGBで、使用方法もLGBとほぼ同じです。
これらの兵器を使用するためにはレーザー照射を行うためにATFLIRを装備する必要があります。

使用手順
マスターモードをA/Gにし、LGBを選択します。SMSページの表示は無誘導爆弾と同じです。
MDIまたはUFCのどれかにFLIRページを表示させます。LGBは主にFLIRページでの操作が多いのでFLIRページの使用方法もよく知っておかねばなりません。

目標を照準する方法には2通りあります。
1つはレーダーで照準する方法です。対地レーダーを攻撃目標を捕捉するのに適したモードに変更し、目標を指示します。そしてFLIRページの追跡モードをTGTにすればATFLIRも同じ目標をロックします。
もう1つはATFLIRで直接目標をロックする方法です。FLIRページにTDCがリンクされている状態で[Shift]+矢印キーを押すとATFLIRの視点が動くので、目標を中央のレティクルに合わせて[Enter]を押すとロックされます。
レーダーで目標を照準してからFLIRページでレーザーを照射するポイントを微調整することもできます。

GBU-12/16/24の投下方法は無誘導爆弾と同じです。LGBの利点を活かすなら敵の対空砲の届かない高度を水平に飛びながらAUTOモードで投下するのがベストです。特別な理由でもない限りCCIPやMANモードを使う必要はありません。LGBが軌道を修正できる能力にも限界があるので狙いが大きく逸れた場合は命中しません。
レーザー照射のON/OFFは自動(ALAS)にしていれば何も問題ありません。手動で行う場合は照射を開始するタイミングに気をつかわねばなりません。LGBは目標からレーザー反射を感知すると反射がより強い側へ進路を変える動きを繰り返すため、あまり早くレーザー照射を行うとこの進路修正により運動エネルギーを消費してしまい、目標に到達しなくなる場合があるためです。逆に開始が遅すぎると軌道修正が間に合わなくなるためやはり命中しなくなります。自動の場合は着弾の約10秒前に照射を開始します。
爆弾投下後も爆弾が着弾するまではレーザー照射を続けなければなりません。ARFLIRは機体左側についているため爆弾投下後は直進を続けるか緩やかに右旋廻し、ATFLIRがレーザー照射を続けられるようにします。

AGM-123スキッパーは自由落下ではなくミサイルのように飛翔します。投下モードは手動(MAN)で固定されていますがHUDの照準は必要無く、目標を正面に捕らえてHUDに“IN RNG”と表示されているときに発射するだけです。レーザー照射はマニュアル(MLAS)にし、発射前から命中するまで照射をするようにします。


AGM-123スキッパーは低空からでも発射できるので、
レーダー覆域の下から敵艦を爆撃するのに適しています。

以上は投下母機が自分で爆弾を落とす手順ですが、多人数プレイの場合はレーザー照射と爆弾投下を別々のプレイヤーで分担することもできます。この方法を用いると爆弾投下機は投下後すぐに目標エリアから離脱することができるため、目標からの反撃を受ける危険性を少なく出来ます。