MPD -TEWS-
戦術電子戦システムページ

TEWS(Tactical Electronic Warfare System:戦術電子戦システム)ページはレーダー警戒装置が捕らえた情報の表示や防御システムの動作設定などを行います。


TEWSページ。SA-2と2機のMiG-29を捕らえている。
MPD上の中心には自機の位置を表わすシンボルがあります。その周囲を方位ローズ(円)が表示されています。自機の進行方向は真上となります。

警戒装置がレーダー波を捕らえるとそのレーダー波の特徴からレーダーの発信源の種類を識別してその方向に記号とIDで表示します。そのレーダーが強いほど記号は中心に近くなります。
記号は(^)が空中の、(□)が地上の発信源。(◇)はミサイルを表しています。
IDは2がSA-2、29がMiG-29、EWはAWACSというように決まっています。IDはマニュアル2.43に一覧表があります。

MPD上の右上にはチャフとフレアの残数が表示されています。

MPD上の左上にはICS(Internal Countermeasure Set:機内搭載妨害装置)の状態が表示されています。通常は'STBY'となっています。電子妨害装置(JAMMER)を作動させると'JAM'と表示されます。レーダーも妨害装置も使用しないEMIS LMT状態の時は'EMIS'と表示されます。

MPD上の左下/右下にはそれぞれTACAN/NAVのステアリングデータが表示されています。各ステアリングデータの内容はHSIページのものと同じです。

PB2'DCL'を押すと方位ローズと味方の発信源の表示を消します。ボタンをもう1度押すと解除されます。

PB19を押す毎に防御システムの動作がMAN/SEMI/AUTOと切り替わります。
'MAN'は妨害装置のON/OFFとチャフの投下を手動で行います。この場合チャフは1回キーを押す毎に1発だけ投下されます。
'SEMI'も妨害装置のON/OFFとチャフの投下を手動で行いますが、この場合は1回キーを押す毎に投下されるチャフの数はその状況に合わせて自動的に決められます。
'AUTO'はあらゆる方向からの脅威に対して妨害装置を作動させチャフを散布します。そのためAUTOはチャフの消費を早くしてしまうことにもなります。
なおいずれの場合もフレアの投下は手動で行います。

PB11を押すとメインメニューに戻ります。