短射程ミサイル

マスターモードをA/Aに切り替えます。[SHIFT]+[4]を押すか、コックピット下中央のインジケーターがA/Aになるまで[M]を繰り返し押します。

短射程ミサイルは全てサイドワインダーですが、AIM-9L/MとAIM-9Pとでは発射方法に若干の違いがあります。これはP型ではレーダーでの目標指示やシーカーの動きをコンピュータで追跡することが出来ないためです。

レーダー目標指示を用いたAIM-9L/Mの発射モード
まずターゲットを指示します。A/Aレーダースクリーン上の目標をクリックするか、Super Search aquisitionモード[5]またはBoresight aquisitionモード[6]でHUD表示される円内に目標を捕らえます。

[2]を押してSRMを選択します。2種類以上のSRMを搭載している時は[4]キーを押して発射するミサイルを切り替えます。


@は現在選択されているミサイルの種類と残数です。この場合はAIM-9Mが選択され4発残っています。Aが現在追跡している目標です。もしここに(×)が表示された場合はその目標が味方であることを示しています。Bの点は目標いるの方向を示しています。Cは目標の進行方向を表していて、これが大きな円(ASEサークル)の上にある場合は自機から遠ざかる向き、真下にある場合は自機に真っ直ぐ向かってきていることになります。
Dは距離スケールで、この場合一番上が10nm、一番下は0nmです。スケール右側の太い目盛りのうち上のものは選択されたミサイルの最大射程距離を示し、下のものは最小射程を示しています。スケール左のV字マークは現在の目標との距離を示しています。さらにその左の数値は目標との相対速度で、これが正のときは接近していることになり、負のときは離されていることを示しています。つまりV字マークが2つの太い目盛りの間にある時にミサイルを命中させることが出来ます。
Eは目標の高度でこの場合は14,200フィートを表しています。Fは自機から見た目標向きを角度で表していて、0の時は目標の真後ろを向いていることになり、18(180°)の時は真正面、9のときは左側です。この場合は150°でRは右側であることを表しています。Gは目標との距離です。

そしてAのターゲットボックスの下に点滅する三角形が現れたらミサイルを発射します。

また、目標との距離が最小射程を切って命中が望めない場合にはHUD中央に大きな×マークが表示されます。

レーダー目標指示を用いないAIM-9L/Mの発射モード
SRM[2]を選択します。MPDのA/A ARMページのプッシュボタン14'SCAN'を押すか[U]キーを押して"UNCAGE"にします。

HUDの中央にはミサイルのシーカーの向きが小さな円が表示されるので目標をこの円内に捕らえるようにします。シーカーが目標を捕らえるとこの円が目標に重なり追跡を始めるので、この時にミサイルを発射します。味方を捕捉したり目標を変える場合は再度[U]またはA/A ARMページのPB14を押してロックを解除し捕捉しなおします。



目標指示を用いない場合は中央の円に目標を捕らえる。
下はミサイルが目標をロックしたところ。

AIM-9Pの発射モード
目標指示を用いる場合は他と同じように目標を捕えます。そしてミサイルが発射可能なるとターゲットボックスの下に点滅する三角形が表示されます。


AIM-9Pの発射モード。目標が最低射程に近づくと中央の円がそれを知らせる。

目標指示を用いない場合はミサイルの射程内で目標を中央の円に合わせて発射します。