MPD -ADI-
高度・方位表示ページ

ADI(Altitude Director Indicator:高度方位表示)ページは高度や姿勢など現在の飛行状態を表示します。


MPDの中央には水平儀が表示されます。カラーMPDの場合は空は青、地面は黄色で表示されます。

@は方位スケールで中央の(^)マークが機体の向いている方向で、この上に"17"とある場合は機は170°方向、真南よりやや東を向いていることになります。方位は360°で表され北が0°、西は90°、南が180°、西が270°です。

Aは対気速度で、大気に対しての速度を表しています。単位はノット、1ノットは約1.852km/hです。

BはAoA(Angle-of-Attack)で空気の流れに対する機体(特に翼)の仰角を示しています。これが過大になると機が失速します。

Cは気圧高度計で気圧より計算された高度が表示され、これはほぼ海抜高度に相当します。単位はフィート、1000の位は大き目の数字で表示されます。1000フィートは約304.8mです。

Dは電波高度スケールで、'5'は500フィートを示しています。電波高度はレーダーで機体真下の地面までの距離を測定したものです。山岳地帯上空を飛行している場合、電波高度は気圧高度より遥かに小さくなります。

Eはバンク角スケールです。水平儀の円周内側の(V)マークが真下を指している場合は0°、右に3つ目の目盛りを指している場合は左に30°バンクしている(右翼が30°上を向いている)ことを示しています。

Fは旋回率スケールで、下の(▲)マークが中央の目盛りを指している場合は0、左に1つめの目盛りを指している場合は左方向に毎秒10°で旋回していることを示しています。

Gはスリップインディケーターで、機の横滑りの状態を表しています。(■)マークが中央にある場合は進行方向と機体の向きは一致していますが、中央より右にある場合は機体が右に横滑りしていることになります。

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