機関砲(対空)

マスターモードをA/Aに切り替えます。[SHIFT]+[4]を押すか、コックピット下中央のインジケーターがA/Aになるまで[M]を繰り返し押します。


M61A1の発射速度はMPDのA/A ARMページでHIGH(6000発/分)とLOW(4000発/分)のいずれかに設定することができます。

機銃のHUDモードにはGDSモード、FNLモード、GDS FNLモードの3つがありこれらは[1]を繰り返し押すことで切り替わります。

GDSモード
GDSモードを使うには目標を指示する必要があります。A/Aレーダースクリーン上の目標をクリックするか、もしくはSuper Search aquisitionモード[5]でHUDに表示される円内に目標を捕えます。また、ガンモードにしていれば正面5nm以内の目標を自動的に捕捉します(Guns aquisition mode)。

目標を指示したらGDSモードに切り替えます。するとHUD上にはピパーと呼ばれる動く円が表示されるので、このピパーの中心と目標が重なった時に引き金を引けば弾が命中します。


ピパーの中心が目標と重なったら弾を撃つ。
しかし動く目標にピパーを合わせることはそう簡単ではない。

ピパーの内側に沿った太い線は目標との距離を表しています。GDSモードは常に敵をレーダーで(つまり機の正面に)捕え続けなければならず、1度振り切られてしまうと再捕捉する必要があります。

FNLモード
FNLモードの場合は目標の指示を必要としません。FNLモードにするとHUDにはファンネルと呼ばれる2本の動く曲線とその間に3つの小さな円が表示されます。

この2本の曲線の間隔は距離250(一番手前側)〜5000フィート(先端)における40フィートの幅を表しています。つまり翼幅40フィートの目標の両翼端がこの2本のファンネルとちょうど重なったときが弾を命中させることの出来る位置となります。ファンネルの間の3つの小さな円はそれぞれ距離1000,2250,4000フィートの位置を示しています。


ファンネルモードでSu-35を狙う。大型機のSu-35ではあるが
この場合もうすこしファンネルの狭い部分に合わせた方がよい。

ファンネルの間隔40フィートは約12.2mでF-15の翼幅は13m、MiG-21は7m、MiG-29は11.4m、Su-27で14.7mです。そのためSu-27を撃つ場合は両翼端がファンネルより(目測で)1mほど出たあたりを狙うことになります。

このようのファンネルでの射撃にはターゲットについての知識と目測を利かせるための経験が必要になってくるでしょう。慣れるまでは難しいでしょうが、目標指示の必要が無いため動きの激しいドックファイトや1度に多数を相手にする場合には有効であり、レーダーが故障した場合はこのモードが唯一使えることになります。

GDS FNLモード
その名の通りGDSとFNLを合わせたモードです。GDSを使うため目標指示が必要となります。このモードにするとHUDにはピパーとファンネル両方が表示されます。

このモード中に敵がレーダー捕捉から逃れてもファンネルだけは残ります。ピパーが同時に表示されるのでファンネルの感覚を掴むのにも役立つでしょう。