MFD - HSD Page -
水平位置表示ページ

HSD(Horizontal Situation Display)ページはウェイポイントや飛行ルートを図示します。画面には自機を真上から見た形で周囲の様子が表示され、画面の真上が機の進行方向となっています。



@は自機の位置を示すシンボルで、常に画面のこの位置に固定されています。
Aはウェイポイントで、点滅しているのは現在選択されているものです。ウェイポイントのシンボルは通常円(○)ですが、三角形(△)は攻撃地点やCAP地点等を示し、四角(□)は攻撃開始地点(IP)を示しています。
Bのウェイポイントを結ぶ線は飛行ルートを示しています。
Cの円は距離を示すもので、一番外側が現在選択されている距離、1つ内側の円はその2/3、一番内側が1/3となっています。つまり選択されている距離が15nmであれば内側から5nm、10nm、15nmです。
Dの矢印は北を示しています。また東、南、西にも短い線が印されています。
Eの2本の直線は現在レーダーが走査している範囲を示しています。
Fはゴーストカーソルと呼ばれるもので、レーダーカーソルが現在指しているポイントをHSD上に示しています。
Gのやや暗い色の線はFLOTです。FLOT(Forward Line Of Troops)とは地上部隊の最前線、つまり敵味方勢力圏の境界です。
Hはブルズアイの位置を示すシンボルです。
Iのデータ群はブルズアイの情報です。

Bullseye
ブルズアイとは無線通信で位置を示す際に基準として使用されるポイントです。具体的な地名を使わずに“Bullseye”という隠語を使用することで敵に傍受された場合に作戦行動を読まれることを防ぎます。
例えば“平壌の南、50nmを飛行中”という交信が敵に傍受されると敵がその地点に迎撃機を差し向ける恐れがありますが、“ブルズアイより300°方向に60nmを飛行中”であれば敵がブルズアイというポイントがどこかを知らない限りその位置を読まれることはありません。FALCON4.0ではブルズアイは開城(Kaesong)に固定されています。
Iのうち上段の2つの数値はブルズアイからカーソル位置への相対位置で、左から方位、距離です。"286 16"であればブルズアイから286°方向に16nmを示しています。中段の円の中の数値は自機からブルズアイへの距離です。円の外側に接する矢印はブルズアイの方向を指していて、下段の数値はブルズアイから自機への相対方向です。

OSBの機能は以下の通りです。
OSB-3 NORMFALCON4.0では使用しません。
OSB-5 CTRLFALCON4.0では使用しません。
OSB-12 SMSボタンを押すとSMSページに切り替わります。
OSB-14 HSDHSDページであることを示しています。ボタンを押すとメインメニューに切り替わります。
OSB-15 SWAP左右のMFDの機能を入れ替えます。
OSB-19 ▼ボタンを押すと表示距離を減らします。現在設定されている距離はOSB-20との間に数値で表示されます。選択できる距離は15,30,60,120です。HSDの表示距離は[F11]キーを押しても減らすことが出来ます。
OSB-20 ▲ボタンを押すと表示距離を増やします。[F12]キーと同機能です。