護衛任務

攻撃任務は攻撃(Strike)部隊単独で行われる場合もありますが通常はEscort、SEAD Escort、BDA部隊を含んだパッケージで行われます。

そのうちEscortとSEAD Escortは共に攻撃部隊を敵の脅威から守るのが目的です。そのため敵の脅威が高い地域に向かう場合には大変困難となります。たとえ自分が生き残っても攻撃部隊がやられてしまうと任務は失敗なので護衛部隊は身を呈してこれらを守らなければなりません。

護衛任務は特に時間厳守です。合流(Assemble)ポイントには必ず定刻(TOS)通りに到着しなければなりません。そして合流したら攻撃部隊より常に先行するように飛行します。
護衛すべき攻撃部隊が発見できない場合や敵との戦闘中に見失った場合はAWACSラジオコマンドからVECTOR TO PACKAGEでその現在位置を知ることができます。

そして針路上に該当する脅威があればこれを攻撃します。
Escort部隊の目標となる脅威は基本的に敵戦闘機です。爆撃機や輸送機、ヘリコプターはまず攻撃部隊の脅威とはならないので無視してかまいません。ただSu-25のような攻撃機の場合はAAMや機関砲で襲いかかってくる場合があるのでレーダー等でその動きに注意すべきです。SEAD Escortの場合はたとえ敵機に攻撃部隊がやられても責任はありませんがパッケージ全体としての目標(つまり攻撃任務)を達成させるためにもこれらの脅威にも対処したほうが良いでしょう。


Threat Circle-ADA HighとGround Unit-Air Defenceを表示。
ルートに脅威範囲が重なっているSAMは絶対に排除すべき。

SEAD Escort部隊の目標は敵SAMとAAA(対空砲)の制圧です。どのSAMを排除すれば良いかは出撃前にマップで脅威を表示して位置や種類を確認しておくと良いでしょう。当然この任務の主力兵装はAGM-88 HARMとなりますがAAA攻撃用に通常の爆弾も必要となります。AAAはルート途上にあるものは無視しても大丈夫だと思いますが攻撃目標付近にあるものは攻撃部隊が爆撃を行う際に大きな脅威となるので攻撃部隊が到達する前に排除しておく必要があります。

攻撃部隊が目標への爆撃を終え帰還する際にも護衛部隊は変わらず敵からの脅威に注意し続けます。帰途は敵領を背にすることになるので護衛部隊は往路とは逆に攻撃部隊の後ろを飛行する方が良いでしょう。

攻撃部隊の任務(爆撃)の成否は護衛部隊の任務の成否には関係しませんが、SEAD Escort部隊でもし爆弾に余裕があれば攻撃部隊が完全に破壊できなかった目標を攻撃するとよいと思います。またEscort部隊でも敵機と遭遇したらすぐに棄てることを前提として空いている兵装ステーションに爆弾を積んでいくのも良いかと思います。


SEAD Escort成功時のデブリーフィング画面。攻撃部隊のF-4Eは4機とも生還。
Escort部隊が無いために敵航空機との戦闘が多かったことがわかる。
ウィングマンを失いはしたもののの攻撃部隊の任務も成功しまずまずの結果。