RADIO COMMANDS
無線通信

AWACSコマンド
AWACS機は戦場を監視し管制する航空機で、戦場にいる航空機や地上部隊の様子のほとんどを掌握しています。そのため通信のなかでもこのAWACS機とのものが戦闘をするうえで重要であり、有効に用いることで戦いを優位に進めることができます。

[Q]キーを押すと画面にAWACSコマンドのうち"AWACS PAGE"が開きます。さらに[Q]キーを押すと"VECTOR PAGE"に切り替わります。何れのページも数字キーを押すことで該当する通信が行われます。通信を行なわずにメニューを閉じるときは[Esc]キーを押します。

AWACS PAGE

  1. REQUEST PICTURE
    AWACS機に一番近くにいる敵機の位置をたずねます。敵が近くにいる場合にはその方向、距離、高度が知らされます。いない場合には"Picture clear"と返事がきます。

  2. DECLARE
    これは戦場で敵味方の識別する上で一番有効な手段です。レーダーで航空機もしくは地上目標にカーソルを合わせるかロックした状態で"Declare"とたずねると、AWACS機からは敵か味方もしくは不明との返事がきます。

  3. REQUEST HELP
    助けを求めるコマンドです。戦闘不能の状態で敵機に追われるなどの状況に追い込まれたときにこのコマンドを使うとAWACS機が付近にいる友軍機をこちらに誘導してくれます。ただし近くに友軍機がいない場合には助けが得られない場合もあります。

  4. WILCO
    AWACS機から交戦・攻撃要請があった場合、その要請に従うに場合には"Wilco"と答えます。

  5. UNABLE
    "Wilco"とは逆にAWACS機からの要請に対し実行不可能な場合には"Unable"と答えます。

  6. CHECK IN
    CAS(近接支援)任務で作戦空域に到着したことをAWACS機に知らせます。これ以降AWACS機から攻撃目標が指示されます。

  7. CHECK OUT
    CAS任務中において武器や燃料が無くなるなどして作戦空域を離れることをAWACS機に知らせます

  8. REQUEST RELIEF
    BARCAPやDCA任務中において作戦空域を離れる許可をAWACS機に求めます。空域を離れて良い場合には"Returun to base"と許可が下りますが、まだ空域を離れてはいけない場合には"Hold on"と返事がきます。許可が下りない限り敵機を撃墜し帰還してもこれらの任務は成功したことになりません。

  9. REQUEST RESQUE CHOPPER
    ウィングマンやその他の友軍機が撃墜されパイロットが脱出した場合にそのパイロットを救出するヘリコプターを要請します。

VECTOR PAGE
いずれも位置をたずねるものです。AWACS機からは方向、距離、高度でその位置が知らされます。

  1. VECTOR TO NEAREST THREAT
    一番近くにいる脅威の高い敵機の位置をたずねます。REQUEST PICTUREと似ていますが敵機のうちでも自機に向かってきているものが知らされます。

  2. VECTOR TO TARGET
    攻撃すべき地上目標の位置をたずねます。敵地上部隊を攻撃する任務などでは大きな助けとなります。

  3. VECTOR TO PACKAGE
    自分が属するパッケージの他の編隊の位置をたずねます。パッケージで行動中に他の編隊とはぐれたときなどに使用します。

  4. VECTOR TO TANKER
    空中給油が必要な場合にタンカー(給油機)の位置をたずねます。

  5. VECTOR TO DIVERT FIELD
    損傷や燃料不足などで基地に帰還できない場合や基地が破壊された場合などに自機の位置から一番近い別の飛行場の位置をたずねます。

  6. VECTOR TO HOME PLATE
    自分が出撃した基地(home base)の位置をたずねます。航法装置の故障などで基地の位置が分からない場合などに使用します。