TRAINING : WEAPON SCHOOL
SORTIE 1
BASIC AIR TO AIR

課題
空対空戦闘の基本となる迎撃、レーダー操作、武器の操作を学びます。

任務概要
この任務ではあなたは目標を探してロックする方法、空対空レーダーモードの使用法、空対空兵器の発射方法を学びます。また友軍誤射を避けるためにIFFについても学びます。射爆場には目標となる数機のターゲットドローン(標的機)が飛んでいますが、これらはこちらに攻撃してくることはありません。

典型的な誤り
1. 状況にふさわしくないレーダーモードを使用する。
2. ミサイルを命中可能領域外で発射する。

任務達成条件
1. 全てのターゲットドローンを撃墜せよ。
2. いかなる友軍機も攻撃してはならない。



オートパイロットでWP1に向かいながらレーダーを操作してみましょう。
[R]キーを押すとMFDにレーダーが表示されます。レーダーには空対空と空対地のモードがあり、現在のレーダーモードはMFDの左上に表示されます。もしここにMAPまたはGMTとある場合は空対地モードとなっているので再度[R]を押して空対空モードにします。空対空モードにはさらにLRS、TWS、ACMのサブモードがあり、これらは[Q]キーを押す度に切り替わります。まずは基本となるLRSモードを使用してみましょう。なお空対空レーダーは空対空兵器を選択することでも自動的に切り替わります。

LRS(Long Range Scan)モードはその名の通り長距離を走査して空中目標を探知するモードです。レーダーの表示距離は[.][,]キーで調整できます。探知できるのは自機の前方約60°の範囲内にいる目標のみです。ただし範囲内にあっても地形などに隠れていたり、レーダー反射の少ない(ステルス性の高い)目標はある程度の距離まで近付かないと映りません。探知した目標は明るい点で表示されます。目標が動いている場合(もしくは自分が動いた場合)、目標の前の位置には暗い点が表示されるのでこれにより目標の動きを推測できます。
レーダースクリーン(MFD)上の探知された目標をクリックする(Full HUD画面では出来ません)とその目標がロックされ、レーダーはSTTモードに切り替わります。また[Enter]を押すことでもレーダー上の目標をロックでき、目標が複数映っている場合は[Enter]を押す度に順にロックする目標が切り替わります。ロックを解除するには[Back Space]を押します。

レーダーロックした目標がHUD越しに見える場合には、HUDにはその目標を囲むようにTDボックスと呼ばれる四角い枠が現れます。
目標をロックするとIFF(敵味方識別)装置が自動的にこの目標が敵であるか味方であるかを識別し、もし味方である場合にはこのTDボックス内に×が表示されパイロットに攻撃禁止を知らせます。

搭乗している機体のレーダーにTWS(TrackWhileScan)モードがある場合には[Q]キーを押して切り換えて見ましょう。見た目はLRSと似ていますが、各目標の進行方向が短い線で表示されます。そしてTWSの最大の特徴は1つの目標をロックしても他の目標を表示し続けるので、特に目標の数が多い場所での使用が効果的です。ただしLRSに比べ探知距離は短くなっています。

WP1を通過したらWP2に向かいます。すると前方に2機の目標がレーダーで捉えられます。これらはMiG-21ドローン(標的機)です。いずれかをレーダーロックしましょう。
目標との距離がまだ遠い場合は中射程ミサイルで攻撃します。まずHUD右下にAIM-120(またはAIM-7)と表示されるまで[ ] ]キーを繰り返し押します。するとHUDは下のような表示になります。

ミサイルを発射するためにはステアリングドットがASEサークル内に入るように機体を操作します。そして目標がミサイルの射程内であればTDボックスの下にシュートキューが現れ、発射命中の機会であることを知らせます。このシュートキューが現れたら武器発射ボタンもしくはスペースキーを押して武器を発射します。
発射したミサイルがAIM-120の場合は発射後すぐに回避行動をとったり、別の目標をロックして攻撃することができます。しかしAIM-7の場合は発射後もミサイルが命中するまで敵をレーダーロックし続けなければなりません。

目標が目で見えるくらいの距離に近付いたら[ ] ]を押して兵器を短射程ミサイル(AIM-9)に切り換えます。HUD表示は中射程ミサイルとほぼ同じです。違いはステアリングドットはなく、ミサイルの赤外線シーカーが目標をロックするとTDボックス内に◇が表示されることです。目標をASEサークル内に捕らえ、シュートキューが出たらミサイルを発射します。赤外線誘導ミサイルはAIM-120と同様、発射後に敵をロックし続ける必要はありません。

2機のMiG-21を撃墜したら、WP3に向かいます。前方から1機のMiG-21が飛行してくるので、今度は機関砲をつかって撃墜します。
機関砲を使っての攻撃方法はいたって単純です。目標を自分の目の前に捕らえてトリガーを引く(もしくは[Tab]キーを押す)だけです。

HUDにはより正確な射撃を助けるための情報が表示されます。レティクルと呼ばれる円の中心にある点はピパーと呼ばれ、レーダーロックした目標をここに合わせて機関砲を撃てば確実な命中が望めます。
レティクルの円周にそって目標との距離が太い線で表されます。これは目標との距離が2nm以内になると太い線は短くなり始め、1nmになると半分、0.5nmで1/4となります。機関砲の有効射程は2nm以内ですが距離が近いほど命中率が高くなります。
機種によってはファンネルと飛ばれる2本の動く曲線が表示されます。目標をレーダーロックしない場合でもこの2本の線と目標の両翼端を合わせるようにするえば命中が望めます。

この3機目のMiGを機関砲で落とせば訓練は終了です。