HISTRICAL CAMPAIGN : VIETNAM

OPERATION BOLO

日時
1967年01月02日 1200時

任務種類
CAP(戦闘空中哨戒)

任務説明
アメリカ空軍のF-4がNVAFのMiGを戦闘に誘い出す。このミッションで君は付近のMiGを全機撃墜しなければならない。

状況
戦闘の最初の2年の間は北ベトナムのMiGパイロット達はF-4と戦闘することは避け、爆撃機に対してヒットエンドラン攻撃をするようにしていた。秘密作戦‘ボロ’の意図は北ベトナムにF-4を爆撃機だと思い込ませ、彼らが誤りに気づく前に彼らを戦闘に引きずり込もうとするものである。

この作戦におけるいくつかの任務では、アメリカ空軍のファントム(F-4)はサッド(F-105)のコールサインとサッドの飛行パターンを使って飛行し、F-105の使うECMポッドQRC-160までもを使用する。

ここでは我々は通常のコールサインを使用することになる。無線はMiGがドッグファイトできるくらい十分に近づくまで使用を控えること。もし君が距離8〜10マイル以遠で彼らをロックしてしまうと、彼らは君の機体を識別して逃げてしまうことになる。

情報
目標
無し

脅威
MiG-21、MiG-17が予想される。
SA-2地対空ミサイルおよび対空砲−不明がいる可能性がある。

役割
Austin − 4x F-4E
君はこの迎撃パッケージを率いることになる。攻撃編隊に似せるため高度15,000フィートを密集編隊で飛行せよ。最初は沈黙を保つことを忘れてはならない。8マイルの距離に近づくか、攻撃する前に彼らが逃げ出すまでいかなる敵機もロックしてはならない。弾薬が尽きるか、もしくは不幸にも撃墜されてしまったらBuickにスイッチすることができる。
この地域にはSAMがある可能性があるので君はAGM-45シュライクを装備している。これを使う場合は賢く使え。

Buick − 2x F-4E
AustinにトラブルがあったときにはAustinの任務を引き継げ。

Corvette − 2x F-4E
同一の役割にあるAustinとBuickを助けよ。

任務目標
Austin及びBuick、Corvette
1. 12機のMiGを全機撃墜しなければならない。


Austin (F-4E)
戦闘エリア近辺には3つのSA-2サイトがあります。これらSA-2サイトは任務達成条件には関係ないものの、放っておくと自分も含め味方が撃墜され少なからず任務にも影響を与えてくるので、MiGとの戦闘の前にAGM-45を使って少しでもSA-2サイトを排除しておけばこちらの被害を減らすことができます。
任務が開始したらすぐに左側、方位およそ30°方向に1つめのSA-2サイトがあります。AGM-45でこれをロックすると既に射程内にあると思うのですぐにミサイルを発射します。もう1つのSA-2サイトはそれよりも北東(右)側にあるのでRWRやMFD(HARM ディスプレイ)を頼りに探して、もう1発のAGM-45を発射します。たとえミサイルが外れても無理にこれらを破壊する必要はありません(たとえSAMよって2,3機の味方がやられても任務は成功させられるでしょう)。また所々にある対空砲も脅威とはならないので放っておいて構いません。

WP2を通過したあたりで、北東のWP3方向から多数のMiG(MiG-17とMiG-21)が向かってきます。対空レーダー(LRSモード)を作動させてロックはせずにこれらの接近を監視し、距離が10nmを切ったら戦闘開始です。それ以前にロックしても任務失敗とはなりませんが、ロックされたMiGは背を向けて逃げようとするのであまり遠くでロックするとAIM-7でも撃墜が困難になります。


“Take that, Ho Chi Minh!”
(これでも食らえ、ホーチミン!)

ここから先はとにかく出来るだけ早く次々と敵機を落としていかねばなりません。そのためにはまずウィングマンコマンドを使って僚機を有効に活用することが大事です。そして時間のかかるドッグファイトはなるべく避けてミサイルで仕留めるようにします。接近されてやむを得ずドッグファイトになった場合も急いで撃ち落とさねばなりませんが、もし手間取りそうだと思ったらその敵機は無視して他の敵機にミサイルを撃った方が良いでしょう。この任務に出てくるMiGは戦いに消極的なので無視しても危険性は少ないですが、もし自分をロックして攻撃しようとしているのであれば[Alt]+[P]“Defend Me”で僚機に攻撃させます。

MiGとの戦闘の間、レーダーの情報だけを見ているとどうしてもごく近くの敵機にのみ気を取られるので、撃ち漏らして既に遠くにいってしまったMiGに気づくのが遅れがちです。これを放っておくと終いには追いつけないくらい遠くまで逃げられてしまうことになります。
これを避けるためにも戦闘の合間に[Esc]キーを押して戦術画面(Tactical Display Screen)を表示させて、現在の戦場の状況を確認します。もし遠くに逃げてしまおうとするMiGがいるならすぐにこれを追わねばなりません。また、次に落とすべきMiGの位置がわからなくなった場合にもこの戦術画面で見つけ出すことができます。


戦術画面の情報をうまく利用することがこの任務を成功させる大きなポイント。
上の場面からは2機のMiGが既にAustinの攻撃から逃れていることがわかるが、
CorvetteにスイッチすればこれらMiGの退路に立ち塞がることができることもわかる。

この任務で現れるMiGは北東(WP3方向)から現れてWP1あたりで折り返し、再び北東へ逃げ帰るような飛行パターンをとります。高速で逃げるMiGを後ろから追いかけてもなかなか追いつけないので遠く逃げられると撃墜が困難になります。
もし遠く北東に逃げられそうな場合はその近くに別の編隊(BuickまたはCorvette)がいればそちらにスイッチして追いかけると良いですが、それでも追いつけない場合は辛抱強く追い続けるしかありません。MiGはかなり遠くまで逃げた後再び戻ってくるような動きをするので再度撃墜のチャンスを得られますが、できればこうならない前に撃墜しておくべきです。

この任務は効率よく敵機を撃墜して行けばAustinだけで全機撃墜することも不可能ではありません。しかし2発のAGM-45を搭載してるため最初からAIM-7Bが2発しかなく、4発あるAIM-9Bは角度や射程の制限が厳しくあまり発射の機会がありません。無理に機関砲だけで落とそうとすると他のMiGに逃げられてしまいやすいので、ミサイルが無くなったら他の編隊に乗り換えた方が良いでしょう。また前述のようにMiGに遠く逃げられてしまった場合も、その近くに別の編隊がいればそちらにスイッチします。
対空ミサイルが少ないがために難しいと思われる場合は出撃前のLOADOUTでAGM-45を降ろして代わりにAIM-7Bを増やせば、SAMの脅威はあるもののMiGの撃墜は容易になることでしょう。