日時
1991年01月17日 0520時

任務種類
CAP（戦闘空中哨戒）

任務説明
バグダッド（Baghdad）のUSAF攻撃隊のためにCAPをせよ。

状況
‘砂漠の嵐 (Desert Strom)’の最初の夜である。数多くの攻撃がバグダッド地域上空で行われている。F-15C 4機編隊のAustinはイラクの戦闘機が離陸して連合攻撃パッケージを脅かすのに備えて、市の南でCAP飛行中である。

情報
目標
無し

脅威
バグダッド地域はSA-2,SA-3,SA-6,Roland地対空ミサイルで守られている。
ZSU-23x4“Gun Dish”AAA車両も存在する。
MiG-29とMirageF-1戦闘機が全べてのイラクの飛行場からスクランブルしようとしている。

役割
Austin − 4x F-15C
市の南、ウェイポイント１上でCAP飛行せよ。もしイラクの戦闘機が我が軍に対してスクランブルしてきたら、AWACSから役割を受理せよ。

任務目標
Austin
1. イラクの戦闘機を全て撃墜せよ！

Austin (F-15C)
このミッションは空対空戦闘のみですが、敵の数が多くしかも強力なので適当にやっていては多大な被害を受けます。
空対空迎撃戦闘で威力を発揮するのが対空レーダーのTWSモードとJTIDS（統合情報戦術分配システム）です。JTIDSは[T]キーを押すとMFDに表示されます。ここにはほぼ戦術画面と同様の情報が表示されるのでコックピットにいながら戦場全体の状況を把握することが出来ます。このJTIDSとTWSを併用することで効率の良い迎撃を行うことが出来ます。

JTIDSとTWSの活用が迎撃戦闘で重要なポイント。
目標をロックするとJTIDSではそのシンボルまで黄色い線が引かれます。

任務が開始され目標地点(WP2)に向かうと前方やや左側からMiG-29編隊が向かってきます。まずはこのうちの1機をロックしてAIM-7を発射し、[Alt]+[W]“Engage Other Target”で僚機にもう1機を攻撃させます。
AIM-7誘導中にMiG-29からもミサイルが発射されることがありますが、すぐに回避行動をとるとこちらのミサイルも外れてしまうので、こちらが先にミサイルを撃ったのであればそれが命中するか敵のミサイルがいよいよ回避せねばならない距離に接近するまでチャフの使用のみで辛抱します。もし安全を最優先にするのであればロックしている敵機をウィングマンに任せ、ミサイルの誘導をやめてすぐに回避行動をとるようにします。

遠くにいても近くにいても嫌な敵、MiG-29。
この任務の成功はこれらMiG-29にどう対処するかにかかっていると言えます。

WP2方向右側からはMirageF1が1編隊、さらにWP2方向正面からもう1編隊のMirageF1が現れます。これらMirageF1自体はそれほど手強くはないのですが、厄介なのはその後ろからMiG-29編隊が来ていることです。Mirageの撃墜に手間取るとMiG-29からの中射程ミサイル攻撃を受けてしまうので、AIM-7が残っているならMiG-29がその射程に入った時点でMirageを無視してでも先にMiG-29を攻撃したほうが良いかもしれません。ただしMirageF1もミサイルや機関砲で攻撃してくるため全く無視というわけにもいかないので、自分がMiG-29を攻撃している間は僚機にMirageを攻撃させるなど工夫が必要となるでしょう。
また目標地点付近ではSAMからの攻撃にもさらされます。MiGのミサイルよりは性能が良くないらしくチャフだけでロックを外せたりもしますが油断はできません。SAMのレーダーを機関砲で破壊すればこれらを沈黙させることができますが、おそらくそんな余裕はないでしょう。

任務も終盤になるとミサイルが尽きて機関砲のみで戦うことを強いられると思います。MirageF1の場合はそれほど苦労はないでしょうが、MiG-29が相手となるとF-15ではそう簡単に後ろにつくことが出来ないばかりか、MiGもこちらを狙っているとなるとむしろ後ろに付かれしまいます。この場合は[Alt]+[P]“Defend Me”で自分を攻撃している敵機を僚機に攻撃させ、少なくとも敵機に射撃の機会を与えないよう牽制させます。

MirageF1が相手ならドッグファイトも楽でしょうが．．．