Horizontal Situation Indicator ( F-4 )
Position and Horming Indicator ( F-104 )
Radio Magnetic Indicator ( F-100, A-4 )

これらの計器は航法のために用います。多少の差異はありますが、いずれの計器もコンパスのしての役目と次のウェイポイントを指し示すという基本機能は共通しています。

Horizontal Situation Indicator Position and Horming Indicator Radio Magnetic Indicator

1. 次のウェイポイントの方位を指し示しています。この針が計器の真上を向いていれば機体はウェイポイントに向かっていることになります。

2. 次のウェイポイントへルートの向きを示しています。この針が真上を向いていれば機体は予め設定されたルートの向きと一致していることになります。

3. ルートとのずれを示しています。機体がルート上を飛行しているなら2と3は一直線になります。この線が進行方向に対し左側にずれているなら、本来のルートは現在位置より左側にあることを意味します。

単にウェイポイントに向かうだけであれば1だけを合わせれば良いですが(下図A)、作戦上決められたルート上を正しく飛行しなければならい場合は1と2の両方を合わせなければなりません(下図B)。Aの状態からBに修正するには1の方向に真っ直ぐ向かわずに、3のある側に機首を向け、2と3の差が小さくなってきたら徐々に機首を1の方向に戻すようにします。
3の無いRadio Magnetic Indicatorの場合でも1と2の角度の差がずれの度合いを示しているので、1と2が一直線になるよう進路を修正します。

4. 次のウェイポイントまでの距離を示しています。 F-100, A-4Bでは別の計器に表示されます。

5. 次のウェイポイントの方位を数値で示しています。


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