Special Report - 05 Nov. 2001
ATI RADEON8500LE Part2
フライトシム動作状況

今回はドライバを最新ベータ版の4.13.7199に替えてフライトシムの動作の様子を調べてみました。

FALCON4.0

滑走路が見る角度によって真っ黒や緑色に見えたりする。機体も見る角度によってポリゴンが欠ける。
しかしeFalconではこれらの問題は無くほぼ正常に動作。

Typhoon

大きな問題は無いが、物体がカメラ(視点)に近づくとシザリングされたように欠ける。

MiG Alley

通信メニューや飛行パラメータ等の文字表示が滲んだようになり読み難くくなる。

Jane's F/A-18

特に問題は見つからず。このゲームはジャギーが目立つのでFSAAが正しく働かないのはつらいところ。

Jane's USAF

大きな問題は無いが、テクスチャの品質の悪さがこのゲームだとはっきりと見て取れる。
またところどころポリゴンのつなぎ目に隙間が見える。

いずれも長時間プレイしてないので安定度はわかりませんが全体的に最新正式版4.13.7191より改善されている模様。しかし『OFP』を長時間プレイしているとやはり途中でハングアップすることがあります。


(11月18日更新)
14日にATIから正式版ドライババージョン4.13.7206がリリースされたました。このドライバはRADEONシリーズ全て出なく8500/8500LE専用となっていてSMOOTHVISION(FSAA)が正しく動くようになっています。
早速インストールして試したところ一番悩まされていた頻繁にハングする問題は解決されたようで、どうもこれはAMD760やKT266のようなアスロン用チップセットで起こる問題だったようです。
3DMark2001はHWT&Lのスコアはさらに上がりました。すぐに止まってしまっていたSWT&LではPixelShaderテストまで順調に行くようになりましたが次のテストに行く前で落ちてしまいます。描画ミスはだいぶ減りました。
FSではTYPHOONで起きていた症状は無くなりました。FSAAは他では効果が確認できたにもかかわらずF/A-18では全く効いていないようで、代わりにHUD等の文字が潰れてしまっていまいた。
(12月4日更新)
先のドライバ更新以降ハングが全く無くなりゲームする上で支障になるような不具合は無くなったので安心して使えるようになりました。今回のビデオカード導入問題はとりあえず解決といったところでしょうか。
今回のRADEON8500騒動についてこんな記事が出ていました。
いろいろ問題はありましたが発売から1が月が経って8500LEバルクが2万円台後半で買えるというのは同等の性能を持つGF3/Tiシリーズが4〜6万円することを考えるとかなりお買い得だと言えます。
RADEON8500(275MHz)と8500LE(250MHz)の違いはクロックだけで、LEでもクロックアップして使えば同じ性能になります。しかし275MHzにクロックアップして3DMark2001を測定してみましたが7200から7500に上がったくらいで、この程度であればゲームではほとんど差は感じられないはずです。
ATIも次のR300からは自社販売を止めてチップ供給に専念すると言う話ですが、そう言いながら次を出さずに消えてしまった3Dfxの轍を踏まないように頑張って欲しいものです。