Su-25の照準器には速度や高度等の様々な情報を表示するヘッドアップディスプレイとしての機能はありません。そのため飛行に関する情報は全て従来通りアナログ計器から得る他なく、飛行中はしきりにこれらの計器に目を落とすことになります。

1. 速度計 - 数字の単位はkm/hです。
2. 高度計 - 気圧から計算された高度(海抜高度に相当)を示します。ダイヤルの数字はx1000mです。
3. レーダー高度計 - レーダーで測定された地表からの高度を示します。計測できるのは1000mまでで、それ以上になると中央上の赤いランプが点灯します。
4. AOA/Gメーター - 左半分はAOA計、右半分はGフォース計となっています。
5. ADI(高度方向計) - 機体の姿勢と次のウェイポイントへのコースを示します。Aはピッチラダー、Bはロール計、Cは横滑り計です。Dは次のウェイポイントへの方向のずれ、Eはコースとのずれ、Fは高度のずれを示しています。
   
6. VVI(垂直速度計) - 垂直方向への上昇・下降速度を示しています。白い針が真左の０の位置を指しているときは機体は水平に飛行していることになりますが、そから上を指せば上昇、下を指せば下降していることになります。黄色い針は旋廻方向を示していて、機体が旋廻すると針がその方向に振れます。
7. マッハ計 - 速度をマッハ数を示します。Su-25は超音速機ではないので目盛りは0〜1.0までとなってます。
8. HSI(水平状況計) - 機体の方位と次のウェイポイントの方向・コースを示します。Aの回転する目盛りは方位で、真上の▼が指す方位が現在の進行方向となります。Bは次の設定されているコース、Cは次のウェイポイントの方向で、機が正しく経路を飛行していればBとCは共に真上を指した状態で重なります。Dは着陸時に使用するILSのローカライザーとグライドスロープバーです。
   
9. ステアリングポイント距離計 - 次のウェイポイントまでの距離を示します。単位はkmです。
10. 着陸システム信号パネル - ランディングギア等の作動状態を示します。Aはランディングギア、Bはフラップ（HALFとFULL２段階）、Cはエアブレーキで、ライトが点灯しているときは展開、消灯しているときは格納、点滅しているときは作動中です。Dのランディングギア警告灯はギアがUP・DOWN位置に正しく固定されていないときに点灯します。
    
11. 時計 - 現在時刻を示します。
12. エンジン回転計 - 現在のエンジンの回転数を最大を100(数字の10の位置)として示します。Su-25にはアフターバーナーは無いので100を超えることはありません。
13. 排気温度計 - ジェット排気の温度を示しています。数字の単位はx100℃です。
14. 燃料計 - 白い線が燃料の残量を示していて、燃料が減ると線は下に短くなってゆきます。数字の単位はx1000kgです。
15. RHAWレーダー誘導及び警戒表示パネル - 感知されたレーダー波の方向と種類を示します。
16. 警告パネル - 各種警告灯が集められています。
17. 兵装パネル - 機関砲や機外装備の選択・搭載状況を示しています。詳細は下の“兵装パネル”を参照。

兵装パネル
Su-25は他の機種のように選択中の武器の名前や残弾数をHUDに表示してくれるような機能が無いので、この兵装パネルを見て判断することになります。
武器の名前までは表示されないので、どのパイロンに何を搭載しているかを出撃前に覚えておく必要があります（忘れた場合は外部視点で確認）。

�@のオレンジ色のランプの列は上に描かれた10箇所のパイロンに搭載物が有るか無いかを示しています。搭載物がある場合はランプが点灯します。搭載物のあるパイロンのうち、現在選択されているパイロンは、その下の緑色のランプ�Aが点灯します。

�Bには現在選択中の武器の種類が表示されます。表示される文字の意味は次のとおりです。

ВЛУ	機関砲
НРС	ロケット弾
Б	爆弾
УР	ミサイル
//////	無し

�Cには固定装備されている機関砲弾の残量が表示されます。表示される文字の意味は次のとおりです。

К	50〜100％
1/2	25〜50％
1/4	0〜25％
//////	無し