熊谷基地開庁記念行事
桜まつり

DATE : 02.04.06

2001年は千歳基地航空祭がF-4の機関砲暴発事故のせいで中止になったり、開催年だった丘珠航空ページェントが延期になったり、そして9月11日に起きた同時多発テロの影響で以降全ての航空自衛隊航空祭とサンダーバーズの来日が中止になってしまうという最悪にがっかりな年でした。

そんなわけで2002年の航空祭シーズンの到来を告げる熊谷基地開庁記念行事(例年“桜まつり”として開催されるのですが今年は桜が早くに散ってしまっため単に開庁記念行事とだけなってます)は生の飛行機が見られる久々の機会、ブルーインパルスもやってくるということで行ってきました。 私は熊谷基地に行くのは今回が初めて。場所は“大宮の少し向こう”ぐらいのイメージだったのですが、実際は渋谷から直通電車でも1時間半はかかる意外に遠いところでした。それでも高崎線籠原駅から歩いていける場所にあるので、百里基地からくらべれば交通の便はぜんぜん良いです。
実はこの日、航空祭は日曜日に開催されるものという先入観からてっきり明日だと思い込んでいたため、今日だと気がついてから急いで支度し出発したのですが、会場に着いたときには既に午後になっていたのでした。



桜の開花が記録的に早かった今年、基地内にはかろうじて“桜まつり”を保てるほどの桜の花が残っています。


基地に入ってまず出迎えてくれたのはゲートガードのF-86Dセイバードッグ。
実機を見るのははじめてかな、はじめまして。胴体下の対空ロケット弾パックがイカしてますね。


こちらは普通のセイバー、F-86F。上のF-86Dとの間にはT-33とT-6Gも並んでます。


その隣はF-104Jスターファイター。ゲートガード機はどれも子供たちに人気。
5機ともここで幸せな余生を過ごしているようです。


飛行展示会場に向かう途中にすれ違った音楽隊(?)。演奏を終えて戻るところでしょうか。


で、飛行展示会場ではCH-47が飛んでました。
航空自衛隊基地ながら滑走路を持たない熊谷では飛行展示は広い運動場のようなところが会場となってます。
既にプログラムも配布し終わっていたので午前中はここで何が行われていたのかわかりません。


T-3の2機編隊。ごらんの通り会場はおもいきり逆光、まるで午前中の千歳のよう。
朝は気持ち良く晴れていたこの日でしたが、この時間あたりから少し雲が増え始めました。


逆光にならない場所に移動し、上と同じ編隊が再びパスするところを撮影。各編隊は3回ずつパスする模様。


次は2機のC-1。会場内は移動が自由になってたので
進路の真下で撮影することも可能。でも首が痛い。


F-15Jの2機編隊が低速でフライバイ。
3回目は速度を上げてパスし戦闘機の凄みを見せてました。


14:30。定刻通りにただいま到着!
航空祭以上に久しぶりなのがこのブルーインパルス。隊形は4機ながらリーダズベネフィットでしょうか。
2年前の事故以来停止されていた飛行展示が昨シーズン途中に復活したとたん、
テロのせいで再び飛行展示の機会が失われていたわけで、私にとっては約3年ぶりの再会。


エシュロン隊形でパス。本当はこれの前にはライン隊形でパスしてたのですが、
進入してくる方向とタイミングに不意をつかれたため反応できずに撮影失敗。


4回目はライン隊形。他の都市部の基地と同じように機動は一切無し。
滑走路が無いので入間からのリモートショーとなってます(基地にいたブルー隊員談)。


最後にダイヤモンド隊形でダーティローパス。早く6機で飛ぶ姿が見たいですね。


そしてそのまま東の空へ去って行きました。さらに予備機なのかただの随伴機なのか
別のもう1機が少し離れたところで編隊の後を追って行く様子が見られました。
そして私も会場を去ります。ではまた次回お会いしましょう。

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