着陸

速度を300ノットぐらいにします。速度が速い場合はスロットルを絞りますが、それでも速度がすぐに下がらない場合はスピードブレーキ[S]を使用します。

着陸する滑走路との距離が10nmぐらいになったら[L]を押してHUDをILSを作動させます。するとHUDがILSモードとなります。


上の写真で@の縦線は進入路の水平方向、Aは垂直方向を示しています。Bは現在の機体の進行方向を示すもので、滑走路に進入する際はBがこの両方の線と重なっている必要があります。この写真のように@が進行方向より左にある場合はこの線が中央に来るまで左に移動する必要があり、Aが進行方向より下にある場合は機の高度を下げる必要があります。
Cは機と進入路とのずれを示すもので、V字マークが中央を指していれば適正ですが一番上を指している場合は1°上にずれています。Dは水平方向のずれを示すもので、矢印が中央の○と重なっている場合は適正ですが一番右と重なっている場合は2.5°右にずれています。Eの'VV'は上昇率(フィート/分)でこれがマイナスの場合は降下率となります。

最終進入の際は速度を200ノットぐらいまで落とします。速度が230ノット以下になったらランディングギア[G]とフラップ[F]を下げます。進入中はHUD上で速度の下に表示されているAoA(進行方向に対する迎角)が∝20〜22の間にあるようスロットルやスティックで調整します。

機が滑走路に接地する直前に機首を12°まで上げます。そして接地したらスロットルを最低まで下げ、スピードブレーキ[S]とホイールブレーキ[B]を作動させます。速度が80ノット以下になるまで機首は上げたままにしておきます(バージョン1.12Fでは着地後の機首上げ姿勢の維持は自動的に行われます)。後は滑走路から飛び出さないように機を停止させるだけです。


着地後もスティックは引いたままにし機首を上げ続ける。
これは機体の空気抵抗で速度を落とすのと前脚を破損しないようにするため。

バージョン1.12Fからは過大な降下率で接地するとクラッシュするようになりました。安全に接地できる降下率は機体の総重量(Gross Weight)により変化し、総重量が重くなるほど降下率を低くしなければなりません。機体総重量に対する許容最大降下率はpatch.txtに数値が出ています。
現在の機体総重量はMPDのエンジンデータページで確認できるようになっています。もし機体総重量があまりにも重く安全に着陸させるのが難しいと思われる場合は機外装備を投棄して軽くする必要があるでしょう。