Attack Display

このアタックディスプレイ(以下AD)は実機には存在しないもので、プレイを容易にするために用意されたこのゲームだけの機能です。
AD上には自機のレーダーやAWACSが捕らえた航空機やSAM、ミサイルなどが表示されます。コックピット視点であれば視点の向きに関係なく常に画面右上に表示されています。MFD/レーダースコープを見る必要が少なくなるので視界の広いフルHUD視点でプレイし続けることが容易になります。
特に自機に向かってくるミサイルが表示されるのでミサイルを回避するには欠かせない機能でもあります。

アタックディスプレイは[F11]キーを押すことで表示/非表示が切り替えられます。表示範囲はレーダーと同じく[s][x]キーで拡大縮小できます。ADの表示内容はF-16、MiG-29とも全く同じです。


白い直線で示された前方(上)に広がる扇形の範囲は自機のレーダー範囲で、AWACS機がいない場合はこの範囲にいるの目標しか表示されません(上の場合はAWACS機がいるため後方の目標も表示されています)。
上の図には表示されていませんがAWACS機は味方のものは黄色、敵のものは紫色のシンボル(⊥)で表されます。その他、味方の飛行場や施設は水色、敵のものは赤で表示されます。

ミサイルの回避
ADを使えばミサイルを確実に回避できるようになります。

自機に対してミサイルが発射されるとまず警報音が鳴り続けます。そしてそのミサイルが自機にある程度まで近付くとAD上にはミサイルの現在位置と自機とを結ぶ赤い直線が表示されます(AWACS機がいない場合レーダーもしくはIRSTが作動していないと表示されません)。この直線はミサイルが接近するに従い徐々に短くなり長さが0になったとき命中することになります。

ミサイルを回避する方法は極めて単純です。ADを見ながら接近してくるミサイルを常に3時か9時方向(真右か真左)に捕らえ続けるように旋回するだけです。このように飛行する事でミサイルは自機の旋回について来れず後ろをすり抜けて行ってしまいます。ミサイルがすり抜けて行くとAD上の赤い直線も消滅します。

ただしミサイルを回避するには自機の速度がある程度速くなければなりません。旋回していても速度が遅いとミサイルはすり抜けて行かずに命中します。

ミサイルが複数飛んできた場合でも近いものから順に同様の方法で回避すれば避けきる事ができます。ただし全くの別方向からほぼ同距離で撃たれた場合には回避はかなり難しくなります。また回避を何度も繰り返すと速度が徐々に落ちてゆくのでなるべく速度を落とさない工夫が必要です。