| 126 | F-117撃墜！？ | 1999/03/28 12:30 |
現地24日の空爆開始以降、連日コソボ情勢の報道が大きくされています。
このサイトをご覧になっている方であればステルス爆撃機B-2が実戦に初投入されたりユーゴ軍のMiG-29 2機が撃墜されるなどのニュースに耳を傾けていることと思います。
先ほどTVでニュースを見ていたら驚くような報道がされていました。
ユーゴ側が“F-117を対空砲火で撃墜した”と発表したそうです。
はったりかとも思いましたが同時に公開された映像には撃墜された機体の残骸が映っておりその中には黒地に白で“HO”と書かれた部分（おそらく垂直尾翼）も確認できました。
“HO”はホロマン空軍基地をホームベースとする49FW所属機を表すレターなので、この機は同FW所属のF-117に間違いないでしょう。機体番号は“806”と書いてあるように見えました。
NATO側の発表はまだ無いようですがもしこれが事実だとすると今後物議を醸すことになりそうです。
爆撃を行う作戦区域の拡大に伴いNATO側の危険も高くなってきているようで、生存性が高いはずのF-117が撃墜されたことは今後のNATO側の作戦行動に多大な影響を与えることになるでしょう。
なおコソボ情勢についての公式発表や画像は
アメリカ空軍 http://www.af.mil/current/kosovo/
イギリス空軍 http://www.raf.mod.uk/news/kosovonews.html
などでも公開されています。
| 131 | アメリカ側も認めた模様 | 1999/03/29 12:23 |
その後の報道の通りアメリカ(NATO)側もF-117墜落の事実を認めたようです。パイロットは既に救出されたとのことなので同機が墜落したことはNATO側も最初から知っていたはずですが、ユーゴ側の“証拠映像”報道によって隠すわけにもいかなくなったのでしょう。
墜落した機体の破片には機体番号80-806がはっきりと映っていましたが、これは79FW/7FS“Screamin’ Demons”所属機で、同機の写真は米空軍サイトの画像ギャラリーにも出ていました。
http://www.af.mil/photos/Feb1999/990285c.html
で、このF-117撃墜(墜落)の何が大変なのかと言うと、現在行っている空爆作戦に与える影響も大きいのですが、それ以上にF-117はもちろん、現在試験中のF-22や開発中のJSFをも含むステルス機全体の能力・戦術などが根本から見直されることにもなるはずです。
パナマやイラクでの作戦では損失０で多大な戦果を上げいわば“ステルス神話”を生み出したF-117が初撃墜されたのですからこれは航空史上に残る記録でもありますし、ステルス機というものの将来をも揺るがしかねない大事件でもあります。
まだ詳しい墜落原因は判明していませんが、撃墜ではなく故障などが原因の墜落であればそれほど問題にはならないでしょう。撃墜されたとするとなぜ撃墜されたのか（何に撃ち落とされたのか、何に探知されたのか）が焦点となるはずです。
パイロットは生還しているのである程度原因は究明されるはずです。原因が分かったとしてもそれが公表されることはないかもしれませんが。
| 133 | Re: アメリカ側も認めた模様 | 1999/03/30 02:23 |
ひょっとすると、サシで空中戦やったのでは？（爆
いずれにしてもパイロット助かって良かったですね、
＃ステルスパイロット？
今頃、事情聴取やらカウンセリングやらで夜も寝てないでしょうが。
| 134 | "Crisis in Kosovo" Wallpaper | 1999/03/30 07:02 |
空中戦と言っても対空戦闘能力が低いF-117にとっては戦うというよりは逃げるといった感じでしょうね。仮に空中戦による撃墜だとすればユーゴ側は“空中戦で勝利した”と言って大々的に宣伝し撃墜したパイロットを英雄としてたたえるような報道をしそうなものですが、実際は“対空砲火で”と言ってるようなのでこの線は薄いと思います。
F-117の墜落とパイロットの救出についてはアメリカ空軍のサイトにも記事が載りました。
http://www.af.mil/news/Mar1999/n19990328_990514.html
以下はその訳です。
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東部標準時3月27日9時35分頃、Allied Force作戦を支援しているアメリカの捜索＆救出チームがF-117のパイロットを、ユーゴスラビア上空で撃墜されてから約6時間ぶりに救出した。
パイロット引き上げ後、チームとパイロット双方とも無事にNATO軍基地に帰還した。そのF-117ナイトホークは爆撃任務中にユーゴスラビア上空、ベオグラードの西30マイルに墜落した。
防衛省の記者会見の中で、ペンタゴンのスポークスマンKenneth Baconは不幸なステルス機の墜落にもかかわらず、全てのNATOの目的が達成されるまでユーゴスラビアに対する作戦を継続し、その目標を拡大してゆくことを明らかにした。Baconはさらに救出チームとパイロットの勇気はアメリカの“誇り”となるだろうと強調した。
国防省はF-117墜落の原因を確認出来ておらず、することも出来きないようである。
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だそうです。
サイトのトップページにもわざわざ“F-117 Pilot Rescued”とバナー付きでリンクが貼ってあることからしても、アメリカとしては人的損害が無かったことを強調したいようですね。原因は不明とのことですが来月発売の航空雑誌でいろいろと推測がなされることでしょう。
米軍サイトを見ていて思わず笑ってしまったは“コソボ危機壁紙”(笑)なるものが新たに作られて公開されたことです。米軍としては国民の支持を1人でも多く受けるために真面目に作ったものなんでしょうけどね。丁寧にWin95とMacでの壁紙の設定方法まで説明されているので興味のある方はDLしてみてはどうでしょう。
http://www.af.mil/current/kosovo/wallpaper/
| 136 | F117は地上からのレーダー波照射に弱いのか？ | 1999/03/31 23:53 |
いずれにしてもどうしてF付けるかなー、って感じですよね、
爆弾1、2個ではBは付けられないのでしょうか？まぁいいか。
私の推測ではユーゴ側が、ごっつい傭兵部隊を囲っていて、
中には、騙されて連れてこられた、日本の民間航空のパイロット
候補生なんかもいて・・・って、ごめんなさい。
そんなゲームがやりたいです。
B1-Bも投入されたし（ふふふ
米軍サイトは行きたいのですが、プロキシ通してないので、行くと
夜中グレイに連れ去られるかもしれないので、行ってませんでした。
是非見に行かせていただきます。
そうです！航空祭の季節です！我がホームベース？は三沢ABなので
秋ごろ開催です、今年は、まんまF16のF2が飛んでくれればいいなぁー
と思ったりしてます。
余談ですが、三沢基地はアメリカ宇宙軍があったりします。何の為に？？
| 139 | Re: F117は地上からのレーダー波照射に弱いのか？ | 1999/04/01 21:06 |
ほとんど爆撃機といった感じのF-117がなぜB-117じゃないのかとお思いでしょうが、アメリカ空軍では純粋に戦闘機的なものから爆撃機的なものまで戦闘用航空機はすべて戦術戦闘機(Tactical Fighter)として分類しているようです。F-117以前にも爆撃機的な機体としてF-105やF-111等がありました。なのでA記号を持つA-10は空軍では異例とも言えます。
飛行機好きな方なら皆さんご存知のことと思いますがF-117と言っても全くレーダーに映らないわけではなく従来型の戦闘機に比べれば遥かに映りにくいといったものなので、レーダー発信源との距離や方向によっては補足されるわけです（それもそう滅多にないことになってるはず）。また低減されているとはいえ赤外線や音でも感知されるでしょう。今回も音の聞こえる方に向かって対空砲を乱射していたらたまたま当たったということも考えられます。
三沢には私も2度行きましたがエプロンが広くて気持ちが良いですね。
F-2はまだ試験中なので岐阜じゃないと見るのは難しいかなと思いますが、三沢でしたら今に飽きるほど(笑)見られるようになるでしょう。逆に今のうちにF-1をしっかり見ておいた方が良いかもしれませんね。
三沢に宇宙軍ですか？私は良く知りません。まさかピースキーパーやミニットマンIIIがあるとは思えませんが(^^;
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