F-22 ADFとの違い

既にF-22ADFを持っている人にとってはADFとTAWとの違いが気になるところです。スクリーンショットなどを見ても見た目はADFとあまり変わらないように感じられます。

実際プレイしてみても見た目はそれほどADFと変わりませんが、グラフィックの改良点としては雲の表現がADFでは薄い半透明の板だけだったのに対し、TAWでは雲に近付くと徐々に視界にもやのようなものがかかり始め中に入って行くにしたがい視界がよりもやが濃くなって行くという表現が加わっています。


厚さを感じられるようになった雲の上を飛行中。
実際に動いているところを見るともやが動いているように見える。

他にはアンチエイリアシング処理がされるようになりジャギー(ポリゴンと背景との境目のギザギザ)が目立たなくなったことで、画面の解像度が低いほどその効果が発揮されます。

アンチエイリアシング有無の比較。左は無し、右は有り。主翼の前縁ではその効果がはっきりと見て取れる。

しかし一番の違いはやはりキャンペーンです。ADFにはTour of Dutyがありましたがこれは予め用意されているミッションを順番にクリアしていくのいうもので、ミッションをクリアしないと先に進めず、次のミッションに進む時も前のミッションの成果等は何も反映されないというものでした。
TAWのキャンペーンは戦場全体が常に活動していてプレイヤーはその中で1パイロットとして戦争に関わって行きます。DIDの前々作EF2000のダイナミックキャンペーンと似ていますがEF2000が一定時間毎に区切ってミッション作成と出撃を行なっていたのに対しTAWでは常に戦況の変化に合わせたミッションが作成されるのでプレイヤーはいつでもそのミッションの中から自分に合ったものを選んで出撃するかもしくは出撃せずに戦況を静観することも出来ます。最終目的を達するまでの間もずっと同じ展開が続くのではなくその時々によって戦略目標が決まっていて軍全体がその目標を達するための行動を行ないます。プレイヤーの行動が全てではありませんがプレイヤーの働き次第によってはその後の戦況に変化をもたらすことになります。


TAWの最大の売りはダイナミックキャンペーン。

さらにカスタムコンバットも追加されています。味方と敵、戦場などを自由に設定して戦闘を行なうことが可能になりました。戦闘の訓練にも使える他、マルチプレイヤーでも使用できるので様々な遊び方が出来るとおもいます。


EF2000にもあったカスタムコンバットが復活。

マルチプレイヤーもADFからさらに6つの共同ミッションと前述のカスタムコンバットが増えています。

Tour of Dutyは無くなりましたが訓練ミッションはADFと同じものが用意されています。ACMIもほぼADFと同機能ものでミッション中にもACMIを使うことが出来ます。。